ボーンフリーの子どもの紹介

若者グループ
 ボーンフリーアートスクールでは現在若者グループが中心にボーンフリーを運営していく担い手に育つよう日々活動しています。元児童労働者であった彼ら自らが成長した今社会へ還元していくおとなへと変わっていきます。これは新しい子ども団体の運営の仕方です。なお18歳以上はボーンフリーの理事会に参加する権利を持ち、これまでのコミットメントが認められた場合理事になります。

プラシャン・アベェ・チェ

 ボーンフリーのスタッフでありリーダー的存在。いつも明るくみんなをまとめる頼もしい兄役でもある。子どもたちの寮の運営(食糧の調達や一般的運営)や子どもたちがバスで移動するときの運転も行う。BFのスクールバスやジープを維持することも一つの重要な仕事。ジョン・デバラジの元でアートを学んでいる。ラテンアメリカの改革者、ユースのアイコンであるチェ・ゲバラを好む。またドラムを子どもたちの教えたりする。デバラジと2012年World Tallest Potを制作した。

スブラマニ・ダナコティ

 ボーンフリーのリーダーを司る一人。いつも笑顔いっぱいに活動。常に人を笑わせるムードメーカーであり、かつ親切・丁寧、責任感力大の若者。将来は自分のスラムに舞台を築くこと。役者を目指す。通信で高校2年生を終わらせることを目指している。これまでに「アナン~喜びの賛歌」や「チェチェ~マネブータ」で主演、「双子~児童労働の真実を明かす」では助監督を務める。
 過去に働いていた経験も堂々と人前で語り児童労働廃絶と平和を訴える演説力を持つ。

ラ・フリーダ・シャンティ

 ボーンフリーの最年長で女の子のリーダー。写真・絵・彫刻・ダンス・音楽・衣装作り・グリーティングカードづくりなんでもできる多才さを持つ。2012年の女性国際デーに開催された女性会議で女性としての自らの過去を語った。現在はアートに取り組むことが癒しであることを理解し様々なアートに取り組んでいる(もっと読みたい!)。



キラン
(20歳)
 小さいころから路上でゴミ拾いの仕事やレストランで掃除 する仕事をしていた。両親と兄とで路上で暮らしていたところ近くの別の子からボーンフリーのことを聞いて一緒に来たのが2006年。それ以来ボーンフリー で教育やアートを学ぶ。ヴェンカテシュと同学年で中学を終え、高校に入学。ドラムをたたくのが好き。ボーンフリーのメインイベントでは音響と照明の担当。 また車をいじるのが大好きでボーンフリーのスクールバス等のメンテナンスもキランの担当。いまだゴミ拾いをする兄や路上で暮らす母を将来は助けたいと思っ ている。2年前結核で父親を亡くした。責任感も強く確実に仕事をこなす能力を備えている頼れる存在(もっと読みたい!)。

ヴェンカテシュ
(17歳)
 幼少のころ父親の暴力に耐えきれず家を飛び出しバンガロール市へやってくる。衣食住の約束の名の元、人から人へ売られ続けてジョンソンマーケット(同市)の小店で店番をしていた。店のオーナーが電気ショックを与える虐待を受けたこともある。店の中で寝泊まりしていた。9歳ごろのころ、キラン、スブラマニ、ガウリとたまたま店の近くで出会いボーンフリーことを聞き、店を出てボーンフリーに参加。それ以来音楽、ダンス、演劇、絵画、彫刻などアートに取り組んできた。一方で教育も学年を飛ばすのではなく段階ごとに上がり、8年生では私立セント・ジョーセフ中学校に入学。一昨年10年生を見事合格し、11年生(高校1年生)へ進級。今年高校2年生へ上がる。将来はプロのダンサーとなって活動したいと願っている。ボーンフリーではダンスのクラスを受け持つと同時に教育担当でもある。
 ボーンフリーに来た当時は両親とも亡くなったと言っていたが、実は生きていたことがわかる。父親を捜しに10年ぶりに故郷へ足を向けたがわかったことは、酔った父がビルから誤って転落し井戸で事故死していた。母親や彼の兄弟姉妹5人は生存しているかはまだ分からず。今年は地元議員が彼の教育費を支援している。両親に会えないことから心に深い傷を負っておりカウンセラーにかかってもいるがダンスの力で孤独の苦しみを乗り越えられればと願っている(もっと読みたい!)。

ティーナ・ダース(18歳)
タミール・ナドゥ州マドゥライの出身。幼少のころ母親(キリスト教徒)を亡くし父親が再婚。イスラム教徒の継母を持つことで名前がレシュマに変名。年が経つにつれ母親からの暴力を受ける。母親はティーナと弟を物乞いへ送る。ある日父親が自殺したのを目撃してしまい、家を出る。バンガロールにたどりついた後、さまざま“人”の家で過ごすも家事労働をさせられる。路上で数年過ごした。
 ボーンフリーにはスブラマニを通して2011年に参加した。ボーンフリーで彫刻やダンス、音楽などを学んでいる。2012年には3か月会計とパソコンを学ぶ職業訓練のコースを修了。教育においては10年生を修了させたいと思っているが、学校へまともに通ったことがなく基礎がないため苦労して学んでいる。将来は役者になりたい。
思春期まっさかり!ティーネージャーグループ
 13~16歳と微妙な思春期の時期。いろいろなことに興味を持ち取り組む子どもたち。一方でそれぞれにこころの傷を抱えておりそれが見え隠れし出す時期でもあります。カンセリングを定期的にしていくことが大切です。

マラッパ
(15歳)
母親が焼身自殺をしたあと父親と妹(ラクシュミ)と弟でバンガロール市に来る。学校へ行きつつも夕方から夜中までは交差点でおもちゃ売りや物乞いをし一日500ルピー(約1000円)稼いでいたという。ある日父親に学校をやめさせられ路上で仕事をフルタイムでするようになる。朝4時にマーケットへ行きおもちゃを買ってそれを売っていた。得たお金は父親の酒代へと消えていく。
 2010年妹が先にボーンフリーに行き1か月が経ったころ、妹をある町角で見つけ「きれいな服を着ていて楽しそうにみんなと行っているのを見た」から自分も妹のように変わりたいと思ったという。スタッフが電話番号を渡していたため働かしていた叔母さんの目を盗んで内緒で電話をし逃げた。スタッフが夜中の11時ぐらいに彼を保護しボーンフリーに連れて行った。ボーンフリーに来て1年ぐらい経ったときに父親が過度の飲酒で逝ったことを知る。
 それ以来ボーンフリーでアートを学び、学校にも行っている。学校ではスポーツも勉強も両立。7年生の試験では最終成績表がオールA+だった。将来は役者とダンサーになりたいと思っている。

スマン(15歳)
両親の顔を知らずに育った。祖母に育てられ兄・姉と共に幼少より働く。駐車場で切符を切る仕事をしたりマーケットで花を売ったりゴミ拾いをしたりしていた。兄に連れられてボーンフリーにやってくる(2009年)。ボーンフリーではアートを学びつつ、現在8年生に進学。私立ロヤラ中学校に入学が決定。兄が再び路上へ戻り薬や盗難に走っていたことが彼を不眠症に陥らせ数年間苦しんだ。しかし最近になり兄が更生し家族を支えるようになったため精神的にも落ち着きを取り戻してきた。学校ではスポーツも勉強も頑張っている今後の期待の星。将来はダンサーになりたい。

サントシュ(14歳)
 路上で時間をつぶし学校へ行っていなかった。ラヴィによってボーンフリーに来た(2010年)。母子家庭。何度かボーンフリーから出て行ったがこの半年は落ち着いてきた。今度7年生に進学する。夢は科学者と道化者になること!




ラクシュミ
(14歳)
 マラッパ同様交差点でおもちゃを売っていた。デバラジが「アナン~喜びの賛歌」の映画を撮影しているときボーンフリーの子どもたちを見る。その時のBFの子どもたちはストリートチルドレンの役で演じていたためボロボロの服を着ていたが撮影後きれいな服に着替えて楽しそうにしているのがとても印象に残り自分も行きたいと思った。フリーダとガウリが説得をボーンフリーに参加。2009年よりボーンフリーにいたが父親の死がきっかけでスラムに帰る。そこから叔母さんによって村へ連れていかれた。そこで豚を飼う仕事や家事を叔母さんにさせられていた。 

 ある時、アルジャジーラTV局がボーンフリーを取材しに来て、マラッパのストーリーを追いたいということになりそのころいなくなってどこに行ったか分からない妹をさがすこととなった。テレビ局の取材の協力により妹を見つけ出し説得をするが叔母と叔父を恐れてその場では決断できず。その後決意して弟を残しラクシュミはボーンフリーへ帰ってきた。
 現在は学校には行っておらず音楽を学んでいる。将来はダンサーになりたい。


小さい子グループ
 なんでも興味のある年頃。このグループは好き嫌いの有無なしに無条件で学校へ入れることをボーンフリーでは優先している。

ランジータ(6歳)

 ジャイナガールで物乞いをし薬物に溺れる両親と一緒に路上生活を送っていたところデバラジによって保護。音楽、ダンス、演劇、彫刻、絵など学んでいる。アートの才能は抜群。ボーンフリーに来て初めて学校に行く。現在小学校1年生。




シルパ
(8歳)
バラを売り家族の生計を立てていた。朝4時に起きて5時にマーケットに行きバラを買い一日中交差点でバラを売る仕事をしていた。ある時デバラジにボーンフリーのことを教えられボーンフリーに参加する。母親もボーンフリーで娘が過ごせばその子のためになると思っており協力的。父親は給料をお酒に使ったり家庭内暴力をふるうことも原因でシルパを家にキープできないのが事情。家は2畳ぐらいの大きさに家族4人いるスラム街にある。
 「働いている子どもたちを路上から救出し、自分たちのように教育を受けなければいけない。自分が労働から解放されたから良いというのではなく、だからこそいまだに路上にいる子どもたちを助けなければならないと思っている」とCNN/IBNのインタビューで答えている。将来はダンサーになりたい。

テージャス(12歳)
 別居し二人の子を育てなければならない苦労をしている母親をもっており帰りが遅かったため、路上でふらふらし学校へ行っていないこともあった。スマンが声をかけてボーンフリーに誘う。ダンス・演劇が得意でこれから伸びる可能性を秘めている。将来はダンサーになりたい。

アニール
(8歳)
 ボーンフリーに兄のテージャスと一緒に来た。まだ来たばっかりだが少しずつ音楽、ダンス、演劇などを学んでいる。





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